何もないけど、たくさんの物をもらった国マラウイ
こんにちは、まおです。
マラウイって聞いたことありますか?
まあ、ないですよね!
そんな方はまずこちらの動画をどうぞ。
10カ国め マラウイ 〜世界最貧国!?〜 まおの世界一周修行の道
マラウイの場所はここ。
実はマラウイは世界最貧国の1つとも言われていて、国民の年間平均給与は350ドル(4万円弱)。日本人の平均給与が300万円くらいだから、100分の1くらいってことですね。
マラウイは周辺国のケニア、タンザニアとかにあるような鉱物資源とかがなくて、唯一あるのは国土の5分の1を占めるマラウイ湖。
だから、観光するって言っても、特にやることがないんですね。
湖に行くくらい。
最初はマラウイはビザ代が高いし(75ドル)、飛ばそうと考えていました。
ですが、キリマンジャロ登頂途中で会ったヤスさんの誘いもあって行ってみた結果・・・
アフリカで一番大好きな国になりました!
1500km以上離れたマラウイへ、ひたすらバスに揺られること3日間。
アフリカのバス移動は本当にしんどい。窮屈だし、4人乗りの車に8人とか10人乗りの車に20人くらい乗ったりする。
ようやく目的地のケープマクレアに到着。
湖沿いに旅行者向けのホテルと、地元の人々の家が混在して並んでます。
湖沿いは砂浜のビーチになっていてさながら海のよう。水も透き通っていて綺麗。
マラウイに来て驚いたのは、まず挨拶の返答率が100%なところ!
「モリバンジ!(元気?)」と挨拶するとみんな笑顔で挨拶を返してくれます。
子供も恥ずかしそうに手を振ってくれて、とても和む。
今まで旅してたアフリカは都市が多かったからかな?ムスッとした顔つきで歩いている怖そうな人が多かったけど、ここは田舎だからか、お金をむしり取ろうとする客引きの人とかも全然いなくて、ゆったりした時間が流れてる。
湖とともに暮らす人には独特の時間が流れているのかな、と思いました。
湖沿いを散歩してみると、
お母さん達は湖で洗濯していて、子供達は砂浜で遊んでいる・・・これこそが平和だなと感じました。
子供達が集まって来た!
めちゃくちゃ笑顔!
サッカーしてた子供達に混ぜてもらった
マラウイの子供のパワーがすごい!!!!
マラウイ湖に沈む夕日。
アフリカの空、特に夕焼けは特別な色をしてる気がする。
ビルとかが一切ないからかな。一面に広がる燃えるような赤色、そして夕日が沈んだ後も名残惜しそうにの空に残る赤紫色。
ここの子供達は毎日この夕日を見て育つんだろうな。
そしてここには街灯なんてないので、夜は真っ暗。代わりに夜空に広がるのは満天の星。
キリマンジャロでも人生初めてレベルの星空が見えたんだけど、マラウイの星空はそれを上回るレベルで綺麗だった。
天の川もくっきり見えて、
贅沢な夜だな〜って思った。
人間が「豊かだな」「贅沢だな」って本当に思うのは、実はお金を必要ないものなんじゃないかな。
こんなに綺麗な夕日、星空、朝日、湖が毎日見れること(それもタダで)
これ以上の贅沢ってないなって思いました。
(だからといって一回上げた生活水準を戻すのは難しいからマラウイに住めと言われたら困るんだけどね・・・)
本当の豊かさ、贅沢って何だろうと考えさせられるマラウイでした。