パレスチナ難民キャンプに行ったら喧嘩になった
こんにちは。まおです。
前回の記事の続きです
パレスチナ自治区のベツレヘムを訪れた僕は、近くにパレスチナ難民キャンプがあるというので行ってみました。
アイーダ難民キャンプ
アイーダ難民キャンプというところで、ここには約5000~6000人の人が住んでいるそうです。もともと住んでいた土地をイスラエルに追い出され、住む場所を失った人たち。中には家族を殺された人もたくさんいるそうです。
入り口の門には大きな鍵の形をしたモニュメントが。
これはパレスチナ人は故郷の地に帰る"鍵"をまだ持っているぞということを表しているそうです。
門の左に掲げられている少年は、イスラエルに対するデモの最中に最初に亡くなった少年らしい。
こんなにたくさんの子が巻き込まれたのか...
分離壁には戦闘の跡なのか黒いしみが残っている。
難民キャンプとは言っても、テント暮らしな訳ではありません。
こういうちゃんとした建物に住んでいます。でも建物と建物の間隔はとても狭くて、プライバシーなどはほとんどないそうです。
子供たちが楽しそうに自転車で遊んでました。
かわいい
帰り際に少年たちと喧嘩に
難民キャンプとはいえ、やっぱり子供はどこに行ってもかわいいですね。こういう罪のない子たちに明るい未来を…
みたいな感じで記事を終わりにできたらよかったんですが、そうもいきませんでした。
難民キャンプから出る際に10~12才くらいの少年グループに声をかけられた。
"Welcome to Aida Camp!"
その中でもガキ大将っぽい子が、どこから来たの?日本かみたいな感じで話しかけてくる。
そしてお腹が減ってるからお金をくれとせびり出した。
でも、僕は小さい子供にはお金をあげないと決めているのでもちろん断った。
すると、少年のうちの一人、10才くらいの子が「カモン!」と言って、腕を力強く引っ張ってきた。
舐められてるな〜と思いながらついて行くと
"Give me your iPhone!"
と言いながら俺のiPhoneを取ろうとしてきて、
しまいに俺の足を蹴ってきた。
「パシン!」
ムカついてとっさにその子の頰をビンタしてしまった。結構自分でも驚いた。ものを取られそうになったから防衛本能が出たんだと思う。
周りの子はびっくりしつつもゲラゲラ笑ってて、このままじゃまずいなと思ったので足早に背を向けて帰った。
帰り道も子供達が追いかけてきて
"Fuck you!" と言いながら石を投げてきた。
ここ以外でもパレスチナの子たちからすれ違いざまに唾をはきかけられたり、石を投げられたりすることが何度かあった。
難民キャンプに住んでいるからストレスもたまるのかな、とかイスラエルから差別を受けているからその分アジア人を差別することで解消しているんだろうか、、
とかいろんなことを考えつつも、何だか暗い気持ちにさせられた出来事でした。
シリアスな感じのブログが続いていますが、もうしばらくお付き合いください。
次回はパレスチナ人の家に泊まりに行って、実際に話を聞いてみます!
その次の記事ではイスラエルのユダヤ人の家にも泊まりに行って、両方の側からの意見を対等に聞いた結果僕が思ったことを客観的に書いていければなと思います。