巡礼始まりの街・サンジャンピエドポーそしてピレネー山脈越え
こんにちは、まおです。
今回はいよいよ巡礼スタート、初日の様子を書いていこうと思います。
9月3日、パリから電車でサンジャンピエドポーという町に向かいました。
この町は、人口1500人くらいの小さい町ですが、「フランス人の道」という巡礼でも最も人気の道のスタート地点なので町は巡礼者で賑わっています。
まずは、巡礼事務所で手続き。
ここで、巡礼証明書をもらい、そして巡礼者の印であるホタテの貝殻を受け取りました!
巡礼ボランティアの方からのアドバイス
「自分のペースでゆっくり歩いてね。カミノデサンティアゴは、競争じゃないからね。ルールはただ一つ。毎日、少しずつ歩いて違う宿に泊まってスタンプをもらうだけ。もし気に入った町があれば、その町の別の宿に泊まれば2泊することもできるからね。」
明日から始まる巡礼にワクワク。
巡礼者は、ヨーロッパ系5割、アメリカ・カナダ2割、南米1割、韓国2割という感じ。
アジア人ぽい人は、ほとんど韓国人、または台湾人で、日本人はほとんど見当たらなかった。韓国はクリスチャンの人も多く、カミノデサンティアゴが国内で有名なんだとか。
これが宿の様子。一泊10ユーロ。毛布とかはついていないので、持参した寝袋を使って寝ます。
巡礼中はだいたい皆5~7時には起きて歩き始めるので、22時には消灯されます。とても健康的な生活。笑
巡礼初日
1日目はピレネー山脈というフランスというスペインの国境に横たわる山越えの日。高低差1200m, 距離28kmで、なんと初日にして最も過酷だと言われているらしい(泣)
朝は5時30分には起きて支度。いよいよ出発!
僕みたいに荷物を前と後ろに背負っているアホなんて見当たらなくて、まわりの巡礼者の荷物の平均重量は8kgくらいだった。(僕のは17kg)
最初のうちは意外と順調だった。世界一周中もこの荷物担いで移動してるからねなんて思ってたけど、それも道が平坦な時だけ。
道が徐々に急になってきて、足取りが重くなってきた。
さらにスペインの強い日差しが容赦なく照らしてきて、汗もびっしょりになってきた。朝は長袖じゃないと寒いくらいだったのに。
世界一周中で重い荷物を持ってる僕は、すぐ疲れてしまって何回も休憩してしまう。何人も歩くのが速い人たちに追い抜かされるけど、自分のペースを守るのが大事なのでゆっくり。
ピレネーの険しい登り道をなんとか登り切ると、素晴らしい景色が広がっていた。
馬、羊の牧畜が行われていて、とてもピースフルな風景。
綺麗な景色のところだと足も自然と軽くなる。
結局朝6時30分に出発して、13時30分頃に今日泊まる宿に到着した。
合計7時間。27km。早速足の裏にマメができた。
この巡礼で何個できるのかな。笑
夜ご飯は10ユーロの巡礼者用のボリュームたっぷりご飯。
初日は道も過酷だったし全てが新鮮だったから、あまり自分のこととかを考える余裕はなかった。
夜はみんな疲れているからか、いびきの大合唱が始まったので耳栓をしてなんとか23時に寝ましたとさ。