アフリカ最高峰キリマンジャロ登頂!1日目〜3日目
ジャンボ!無事キリマンジャロ登山から帰ってきたまおです。
登山経験も全くない自分が、アフリカ最高峰高度5895mのキリマンジャロになぜか登ることになってしまいましたが、人生で一番の景色と経験になったのは間違いないです。
まずは動画をご覧ください!
アフリカ最高峰キリマンジャロ登頂! Climbing Mt. Kilimanjaro まおの世界一周修行の道
キリマンジャロって?
アフリカ大陸で最も高い山。
頂上のウフルピークは高度5895mにもなる。
登山道は、アイゼンを使ったりするようなテクニカルな道ではなく、一般人でも高山病に気をつけて強い意志を持って登れば制覇できるとのこと。
インドでは瞑想、中東ではラマダン、ヨーロッパでは巡礼をするという修行があるけど、アフリカでは修行がないな〜と思っていた僕。
登山なんてどちらかというと嫌いなタイプで、日本でも高尾山くらいしか登ったことはなかったのですが、
キリマンジャロの話を一緒に旅していた人から聞いたその瞬間から、
これは登るしかない。これこそがアフリカでの修行だ。と確信めいた気持ちを抱くようになりました。
6月29日から7月2日の4日間をかけてキリマンジャロを登りました。
取ったルートはマラングルートという通常5日間かかるルート。ですが、7月2日にサッカーの日本代表戦があったので、無理をして4日間で帰ってきました(笑)
かかった費用は1000ドル(会社に280ドル+入山料720ドル)+100ドル(ガイド、コック、ポーターに合計100ドルのチップ)
と、これまたアフリカ最高峰の出費でしたが、それに見合う最高の経験になったと思います。
1日目
初日は、高度1800mの麓からスタート。高度2700mのマンダラハットという山小屋を目指す。
ジャングルに囲まれた道を3時間ほど歩いていく。
道中には猿なんかもいました。
出発して3時間ほどでマンダラハットという山小屋に到着。
山小屋はこんな感じ。
ルームメイトになった韓国人のジフンくんと仲良くなり、一緒にこれから登ることに。
軍隊に4年もいたそうで、とても強そう。
高山病にならないためには
①たくさん食べる
②たくさん水を飲む
③たくさん寝る
ことが大事だそうな。
なのでコックが作ってくれる夜ご飯も大量ですが、頑張って全部食べる。
2日目
朝7時に起きて、コックが沸かしてくれたバケツに入ったお湯で顔を洗う。
もちろんお風呂などはないので、このお湯がかなりありがたい。
今日は3700mのホロンボハットまで向かう。11kmの道のりをおよそ6時間かけて歩く。
熱帯雨林の道を抜けると、だんだんと植生が変わっていく。
低い木、草が続き、火山岩の石ころも増えてきた。
天気はあまり良くなくて、曇り。というか霧。
雲の中にいるのか、霧なのかよく分からない。
時折晴れると、気温は低いはずなのに直射日光がキツくて暑く感じる。上着がいらないほど。紫外線が強い影響なのか、唇も乾燥する。
まだ高山病の影響などはなく、6時間元気に歩いて高度3720mのホロンボハットに到着。
この高度になると、雲が自分より低い位置にあって、まさに雲海というのにふさわしい景色が見れる。
山小屋にはもちろんネット環境などなく、何もやることがないので、20時頃に消灯して就寝。
高山病の薬の影響からか、たくさん水を飲んでいるからなのか、夜に何度もトイレに行きたくなるのだけど、
トイレに向かう途中の道でふと見上げた夜空に、今まで見たこともないくらい無数の星が輝いていて感動した。
3日目
朝起きる。寒い。富士山とほぼ同じ標高だから当然といえば当然だけど。
外で水が凍っていたのでおそらく気温は零下だと思う。
今日は4700mのキボハットというベースキャンプまで6時間かけて登る。
お昼頃に着いて、真夜中まで休憩・仮眠した後、真夜中からいよいよ頂上アタックがスタートするという長い一日である。
歩き始めてすぐは、高さ1mくらいの植物が道のそばにたくさん生えてたけど、だんだん高度が上がるにつれて植物も小さくなっていった。
最終的にキボハットの近く、4300mくらいで森林限界を迎えた。それ以降は砂漠というか、土と石ころ、岩のみ。
高山病が心配だったけど、深く呼吸して酸素をたくさん吸うように心がけていたら、結局元気なままキボハットに到着することができた。
ただ、やはりこの高度では空気は薄く、呼吸するのもしんどく感じる。
無事キボハットに到着して一安心。高度4720m。
そこから見える景色は、完全に雲より上で、その上の空は雲一つない青空だった。
いよいよ真夜中から頂上アタック。
一緒に登っていた韓国人のジフンくんは、高山病の影響でひどい頭痛がするらしく、食欲もなく元気なさそうにしていた。
僕は幸いなことに今のところ高山病になっていないので、
緊張と興奮の入り混じった気持ちのまま、しっかり昼ご飯を食べて、真夜中まで仮眠する。
いよいよ頂上へ・・・(次の記事に続く)